レッスン中の様子をご紹介します。
※洋服は撮影用に、ビフォーアフターのテイストの違いがわかりやすいよう、モデルさんに着替えていただいております。通常のレッスン時はお着替えは無しで、お持ちいただいたアイテムのコーディネートアドバイスをさせていただく形となります。
コーディネートレッスンの様子
コーディネートポイント① 華やか美人タイプ
※華やか美人タイプのモデルさんは、ちょうどご妊娠中にモデルに来て下さったため、腹部をゆったりさせたマタニティ対応のコーディネートをご着用いただきました。通常の華やか美人タイプのコーディネートは、もっとウエスト部分を絞ることが多くあります。
華やか美人タイプは体全体に大きい曲線がある為、アイテムも大きい曲線が入った物が着映えされます。beforeのトップスは、ネックラインや袖が直線的である為、輪郭や腕のラインが膨張して見えています。
afterのトップスは大きな曲線襟と袖で、丸みのある輪郭が対比ですっきり見え、腕の曲線ラインとパフスリーブが調和しています。金属で光沢のあるバングルを入れることで、マットな質感の服と質感対比を出しています。質感を対比させると、お互いの良さが引き出される効果があります。
バングルは時計に変えてもOKです。
afterのオーバーオールは、「上手い着方が分からず、ずっと着ていない」とのことで、お持ちいただいたアイテムでしたが、実は裾に大きい曲線が出来るドレープ感があり明るめの色であるなど、骨格や似合う色の条件にぴったり似合うアイテムでした。今回は、サロンにある備品アイテムを使用し、内側に華やかなフリルブラウスを合わせたコーディネートをレッスンさせていただきました。サロン備品のブラウスは流行に左右されない基本的な曲線が多い形ですが、レッスン後にご自身で着こなされる際は2023年現在流行中のパフスリーブ部分がより大きいものを合わせていただくと、ぐっと今っぽさを出すことが出来ます。
▼Beforeアイテム
トップス・スカート・ネックレス モデル私物
靴 サロン備品
▼afterアイテム
オーバーオール モデル私物
トップス・バングル・靴 サロン備品
コーディネートポイント② 正統派×モード美人タイプ
正統派×モード美人タイプは、上質感＋シャープなカッコよさ、が共存する骨格特徴です。モード美人タイプの要素がある方は、美人タイプの中でもセクシーさがあるアイテムが着こなせる為、「イイ女」感を意識してアイテムを組み合わせると、垢抜けて見えやすくなります。
Beforeは首元が詰まったラウンドネックで先に向かって細くなる顎の形との対比が起き、首が実際より短く見えています。afterは深めのVネックにすることで、面長の輪郭とも相性が良く、首が長くすっきり見えます。また、ボトムスに関してはbeforeは、スキニータイプのダメージジーンズで、足首に向かって細くなる為、トップスも入れると、コクーン（繭）シルエットに近くなっています。こちらは、曲線が優位な美人タイプが似合うシルエットで、直線が優位となる正統派×モード美人タイプは、縦長のIラインシルエットがお似合いになります。afterでは、お持ちいただいたジャケットが裾広がりの形でしたので、肩掛けにして、間から見えるトップスと、パンツのラインで細いIラインを作るスタイリングで着映えさせる方法をレッスンさせていただきました。
▼Beforeアイテム
トップス・ジーンズ モデル私物
靴 サロン備品
▼afterアイテム
ジャケット・パンツ モデル私物
トップス・バングル・靴 サロン備品
メイクレッスンの様子
メイクポイント例①
1stタイプが華やか美人タイプのモデルさん。ぱっと花が咲いたような大きい曲線の入った華のある印象のヘアメイクやコーディネートがお似合いですが、普段はシンプルなスタイルが多いとのことでした。
【ヘアメイクのポイント】
髪型に大きい丸みを入れ、女性らしい柔らかなシルエットにしています。
メイクは基本パーツの形は変えず、眉に少し丸みを足し、涙袋部分にきらきらとしたアイシャドウをプラスして、体の骨格とも合う華やか感をプラス。チークは頬の面に沿って丸く大きくふわっと入れています。
メイク前、頬の丸みの面（華やか美人タイプはお顔に大き目の曲面が見られます。）がやや前に出て目立っていますが、髪や眉に大き目の曲線が入ることによる目の錯覚でメイク後は目立たず、すっきり見えるお顔の面に補正されています。
メイクポイント例②
1stタイプが正統派×モード美人タイプのモデルさん。高級感・上質感にシャープさを足したヘアメイクやコーディネートがお似合いですが、普段はリラックス感のあるスタイルが多いとのことでした。
【ヘアメイクのポイント】
黒木華さんや蒼井優さんにお顔の印象が似ていて、柔らかでふわっとした色気があるモデルさんです。このような特徴の方の場合、そのまま柔らかいラインのメイクをしてしまうとアクセントが足りず、ぼやけた仕上がりになりやすくなります。代わりに尖り感や硬さのある線を髪やメイクに足すと、硬質さの中に内側からにじみ出る色気を感じさせる印象になり、あか抜けて見えやすくなります。目じりには少しはねあげアイラインを足しています。