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パーソナルカラー診断の正しい光について
「パーソナルカラー診断は太陽光で受ければ、天候関係なく正しい」といった、パーソナルカラーの光の条件に関する間違った情報が多数拡散されているようです。正しくない光の色と光量で診断を受けると、誤診になることが多くございます。パーソナルカラー診断の正しい光の条件について、東京・新宿で正しい色を見る光についての知識がある講師からレッスンが受けられるサロン、『パーソナルスタイリングhanairo』が解説します。
パーソナルカラーは太陽光で診断は嘘?
パーソナルカラー診断に関して、正しい色の知識のない方が拡散している間違った情報の一つとして、「パーソナルカラー診断は太陽光で診断すれば正しく診断できる。」という物があります。
正しくは、『晴れの日の真昼の太陽光』が診断に適しているということで、雨や曇りの日に、太陽光のみでの診断は光の明るさが足りず、適しません。正しい条件の人工光源での補助が必ず必要です。
同じ花の色でも、光が当たっている部分と、光があまりあたらない暗い部分では、色の見え方が全く異なります。人間の肌や髪の色、ドレープの色も同様で、十分な光の明るさが無いと、正しい色が見えない状態となります。
色を正確に見る為には、2000ルクス以上の十分な明るさがあることが必要となります。
夕方や夜の診断は大丈夫?
夕方や夜に正確に診断したい場合は、太陽光を遮断し、『晴れの日の真昼の太陽光』に近い人工光源のみで診断することが必要です。テレビドラマのスタジオに組んだセットでの撮影で、晴天時の光に似た光の照明をあてている状況をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
参考:ドラマ撮影の照明
夕方は明るい日でも光の色が赤くなる為、ドレープや肌の色も赤く染まってしまい、正しい色の診断はできません。
目安として、東京でしたら12月の冬至前後の時期は15時以降、それ以外の時期は16時以降の時間帯のパーソナルカラーの太陽光主体の光源よる診断は避ける方がおすすめです。
夜は基本的に人工光源のみの診断となりますが、蛍光灯や白熱灯といった色が、晴天時の太陽光より青みがかったり赤みがかったりする光源は診断に向きません。外の街灯などの光は完全に遮断し、演色性、光量、色温度が適切な照明で診断することが必要となります。
診断に適した光の条件まとめ
パーソナルカラー診断に適するとされる正確な色を再現するための光の条件は、以下になります。
①晴れの日の真昼に太陽光源のみで診断する
②演色評価数の高い(Ra90以上)昼白色の人工光源を用いて診断する
③太陽光と人工光源を合わせて診断する
夜に昼光色蛍光灯下での診断や、オンラインで画面上での診断では高い精度の正しい色との関係性を診断することはできません。
▼オンライン診断で誤診が起きる要因についてはこちら
当サロンの光の設定について
当サロンでは、天井には、自然光に近い昼白色で演色性Ra90の電球(https://panasonic.jp/lamp/products/led/e26_all.html)を計12個設置し、診断に適切な照明環境にしています。夜でも日中と同等の明るさがあり、正確なパーソナルカラー診断が可能です。※補助光源として、色温度5000K・演色性Ra90相当のライトを鏡側面にも設置しております。
▼当サロン内でのカラーメータ―による、色温度(CCT)と演色性(Ra)の計測の様子
※色温度5245K、演色性Ra97.0となっていますが、測る場所で、数値は多少上下いたします。入れている電球の製品上の表示はRa90です。
平均して、パーソナルカラー診断に適した昼白色の色温度、高演色性の光となります。
※他サロンと比べたhanairoの光源設定について
当サロンより、もっと演色性の高い、美術館で使用できる基準の演色性Ra99以上の人工光源を入れているサロンも、探せばございます。そういった流派は、太陽光での診断にも否定的で、完全に人工光源のみで研究室のような部屋で診断する感じになりますが、精度は高い診断が期待できるかと思います。
当サロンの場合は、以下のBくらいの精度の光源となっております(日中は、太陽光と人工光源合わせての診断となります)。ご自身のお似合いになる色について本当に精密なデータをお望みの方は、Aのサロンをおすすめいたします。一方で、似合う色のメイクや服のコーディネートへの取り入れ方を知る為にパーソナルカラー診断をお受けになりたいという方でしたら、当サロンの環境でも十分お応えできるかと思います。
レッスンで似合うお色を分析された後に、そのままショッピングレッスンで、コスメショップに行って、その場で正しく似合う色が選べる精度です。
Dは、百貨店のイベントや、コスメショップなどの店頭で販促目的で行われるパーソナルカラー診断の場合があたります。
【パーソナルカラー診断に適した光源】※左に行くほど高精度
A 高演色性人工光源 (色温度5500K相当・演色性Ra99以上) > B 太陽光+人工光源(色温度5500K付近・演色性Ra90以上) > C 太陽光+人工光源(色温度6000K以上または5000K以下・ 演色性Ra90以上 ) > D 人工光源( 色温度6000K以上または5000K以下・ 演色性Ra90以上)
正しい光でパーソナルカラー診断を受けられるサロン選び
サロン選びのポイントとしては、
アナリスト側に
①色温度
②光量
③演色性
についての知識があることが、大前提となります。
最近は、講座を受けただけで実技無しですぐ資格取得できるパーソナルカラー診断資格講座も流行しているようで、色と光に関する知識が無いアナリストが多数診断を行っているのが現状です。
ご不安な場合は、上記3つの用語について、知識があるかどうか事前にサロン側にお問い合わせされ、専門的な回答が出来るサロンをお選びされるのをおすすめいたします。