イメコン誤診サロンについて(骨格診断系)

本当に似合う服を知りたくて、イメージコンサルティンを受けたのに、アドバイス通りにしても「着太りして見える」「貧相に見える」「周りから似合わないと言われてしまう」といった際は、誤診の可能性がございます。骨格診断系の誤診の理由、精度の高い診断が受けられるサロン選びのポイントについて、東京・新宿で本来の自分の魅力を発揮するためのコーディネートレッスンが受けられるサロン、『パーソナルスタイリングhanairo』が解説します。

イメコン誤診の理由① 診断精度

hanairoのレッスンにお越しいただいた複数のお客様から伺ったお話から、お客様ご自身が必要とされる診断精度が元々無い診断を受けてしまわれているケースがあるように思います。

hanairoの講師は、大手アパレルに長くいらっしゃったパーソナルスタイリストの先生から、コーディネート術を教えていただきました。人の体に服を合わせようとするとき、以下の部分を実際に見て合わせることが必ず必要となります。こちらを全て見ないで、顔や体だけを見て、似合う服を選ぶことは不可能だと考えております。

元々、イメージコンサルタントは、経営者や政治家など人目に触れイメージ戦略が必要となる方たちが依頼するものでした。依頼者お一人お一人の骨格特徴を分析し、更にはどういったイメージに見せていきたいのかといった事を伺い、対外的なコミュニケーションのデザインまでコンサルティングできるのが本来のイメージコンサルティングに関わるプロの仕事でした。
ところが、近年、「イメコン」とカジュアルに称され、『顔だけを診て』『身体だけを見て』似合うアイテム全てがわかる、といった簡略化した手法が広がりました。また、オンラインの写真だけで診断できる、アプリで診断できるといった更に簡略化した物も広まっています。

そういった精度の低い略式診断で『似合うものがわかる』と実感できるのは、触診無しで骨の形が分かるほどに痩せていて、似合う服の幅が広い若い世代の方達だけです。言い換えれば、イメコン診断を受けなくても、似合う物を探すのにさほど困らない方達です。

加齢や体重の増減によってファッションにお悩みがあるような方、自分本来の魅力を最大限発揮するスタイリングが対外的に必要だと思われる方達が求められる精度が出るような診断理論では元々無い為、その診断理論上は正しく診断してある場合でも、受けた方自身が『誤診』と感じてらっしゃるケースがあるように思われます。

イメコン誤診の理由② アナリストがファッションやメイクに詳しくない

「自己実現」「自己肯定感を上げる」などの謳い文句で、数日、講習用の動画を見ただけで一度もモデル診断テストをしたことが無いまま、アナリストの資格がとれるイメコン資格商法講座が多数あります。

そういった資格講座や協会の代表者の経歴を見ると、ファッション業界やメイク業界の経験が全く無い人が多くいます。元々、ファッションやメイクを人にアドバイスすることを仕事にしたいという動機ではなく、金銭的に儲けたいという動機でやっており、資格講座の内容が既存の診断理論を盗用しただけのものだったりと、きちんとしたものでは無いことも。そういったお金を払えば取れる資格のみを複数取得して『イメコンアナリスト』を名乗る人達の多くが、上記業界の実務経験が無く、人に服を合わせたこともなければ、メイクをしたこともない状態で、診断だけしています。

イメコンアナリスト自身が「お洒落に見えない」「メイクが下手だ」といわれるのは、受けている資格講座の内容が怪しく、自分にすらファッションやメイクをどう合わせればいいのかわからないまま資格をもらって営業しているのが原因の一つだと考えられます。

そういったサロンでは実際にお洒落になる為のアドバイスを期待することは難しいと思われます。

※hanairoの講師の持つ、『7タイプ骨格診断』『パーソナルカラー診断』『メイクインストラクター』の資格は全てモデルテストがあり、そちらに合格しないと得られない資格です。

サロン選びのポイント

上記をふまえて、誤診サロンを避けるためにどうすればいいかのポイントですが、以下になります。

誤診サロンの見分け方

①違法性が無いか

特定商取引法に基づく表記が無いまま、オンライン診断や資料販売を行っているサロンがありますが、違法です。悪質な所では、TwitterのDMでのやり取りのみで金銭の受け取りを行い、まともに領収書も出さないような所もあるようです。
また、芸能人の画像を勝手に使用したり、無断転載禁止のECサイト画像を勝手に切り張りして、SNSでの宣伝やお客様資料として利用している所も多々ありますが、肖像権侵害などの違法性がある場合があります。

以上のような事を行っているサロンは、端的に「手抜きで儲けたい」ので、丁寧に診断することは期待できません。

②資料を適正に用意できるか

上記のようなサロンは、図やイラストを自ら作成して資料を作る能力が無い所が多くあります。作れない場合、「協会から正規の資料を購入するか」「外注するか」が正しい方法です。ですが、以上が出来ないアナリストの場合、無断転載した画像を切り張りしたものをお金をとってお客様に売ってしまいます。

資料見本が、ECサイト画像を切り張りしたコーディネート画像などのサロンは、アナリスト自体に問題があることが多い為、避けられることをおすすめします。

③コーディネートの組み分けが出来るか

骨格診断やパーソナルカラー診断を受けたけど、あまり効果を感じなかったという方がおっしゃることに「コーディネートの組み方が結局わからなかった」というものがございます。

簡略化されたイメコン資格商法講座では、あるタイプに対してこのアイテム、というようにアイテム単体の選び方しか教えない所も多々あります。モデルテストも無い為、一度も全身通したトータルコーディネートを人にしたことの無いまま、資格をもらって有償で診断を行っているイメコンアナリストは、タイプ別のコーディネートの組み分けがそもそも出来ません。

タイプ別の複数アイテムを使用したコーディネートについて言及していない、単純にこのタイプにはこのアイテムといった事しか発信していないサロンは避けることをおすすめします。


以上のポイントを踏まえて、サロン選びをしていただくと、誤診をしないサロンに出会える確率が高くなるかと思います。せっかく、ご自身の魅力を分析し、お洒落を楽しもうと希望されて、こういったサービスをご利用される方が、満足される内容のメニューに出会えるように祈っております。

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